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デザインするということ

ドアのノブを描いてみた。

 

平均的なドアノブは正面から見たら円。

それをひねる部分が飛び出している立体である。

 

「正面から見たら円」というのが

ドアノブの形状の第一印象。

この印象からデザインを起こす。

 

それでも正面からみた円だけでは、立体としてのノブがわからないので、少し横から見たように立体の部分を描く。ここを黒で塗りつぶした。ここはノブの第2の特徴だから黒く塗りつぶす。

 

本来少し横からみたら、正面から見た円形も楕円に見えるはずだが、円のままにする。

それがドアの第一印象だからだ。

だから写実的な視点から見ると、これはねじれた形をしているように見える。

 

しかし、ここで写実的にドアノブを描く必要はないのだ。

ドアノブを描こうとするとき、描くのはドアノブから感じ取ったものだったり、ドアノブの伝えたい部分だったり...それらの視点は人によって違って、表現は自由だが、説明することなくドアノブとわからないといけない。

 

デザインすることの基本はそういうことかと思っている。