筆を紙面に対して、どう添えて、どう動かすかを運筆と呼びます。
《筆の角度》
・直筆(ちょくひつ) 筆を紙面に対して垂直に立て、筆の先だけを使う方法
・側筆(そくひつ) 筆を紙面に寝かすように傾けて、筆の側面を使って描く方法
・半側筆(はんそくひつ) 筆を紙面に対して45°ほど傾けて、筆の側面を使って描く方法
《筆の動き》...鋒 ...手 ...筆
・順鋒(じゅんぽう) 筆の毛並みに沿った運筆全般
・逆鋒(ぎゃくほう) 筆の毛並みに逆らった運筆全般
・右手で筆を持っている場合、左から右、上から下に引く動かし方を順手(じゅんて)と言います。
・右手で筆を持っている場合、右から左、下から上に引く動かし方を逆手(さかて)と言います。
・筆を縦に置いた場合、穂先の方に向かって、手前に引く動かし方を順筆(じゅんひつ)と言います。
・筆を縦に置いた場合、穂先の方に向かって、前方に押す動かし方を逆筆(ぎゃくひつ)と言います。
・筆を縦に置いた場合、そのまま手前に引くと、筆の先端が線の真ん中を通ります。この動かし方を蔵鋒(ぞうほう)と言います。
・筆を縦に置いた場合、そのまま横に行くと筆の先端が線の端を通ります。この動かし方を露鋒(ろほう)と言います。
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